7月22日土曜日正午から、第45回クリストファー・ストリート・デー(CSD)が開催され、75両以上のトラックと、20~23の徒歩のグループが約7キロ以上の距離(ベルリンマラソンでよく見る戦勝記念塔を経由してブランデンブルク門前の最後の集会場所まで)をパレードを行いました。 昼間の気温は24度ぐらいで歩きやすかったと思います。
集会場所のブランデンブルク門では大規模なステージ プログラムが予定されて真夜中まで続く予定。 イベントの様子は地元のテレビ局や、Youtube などでライブ配信。 主催者は参加者&来場者は50万人と予想
クリストファー・ストリート・デー(CSD)とは?
1969年6月28日、ニューヨークのクリストファー・ストリートのバーで起きた、同性愛者の人々への警察の不当な弾圧/暴行に対する抗議デモとして始まったのが発端です。 ドイツでは、1979年に西ベルリンで最初のCSDが開催されました。
CSDベルリンとしても知られるベルリン プライドは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア( LGBTQ+ ) の人々とその同盟者を祝うために、ドイツのベルリンで毎年 7 月後半に開催されています。
因みにベルリンはゲイ イベントに関してはヨーロッパ有数の都市です。
今年のCSDのモットーは?
7月18日に行われた、(レイブ・ザ・プラネット)はテクノ音楽と愛と平和 というのがテーマでした。
が、今年のCSDのモットーは・・・
”Be their voice – and ours!”「より多くの共感と団結のために、彼らの声になり、私たちの声になろう!」 とドイツ語ではなく英語。(主催者によればドイツ語を話さない人々を代表することでもあるとのこと。)
こちらは基本的にはベルリンの LGBTIQAコミュニティによるデモですが、同時に、不満や紛争にも注目して欲しいとのことで、ウクライナ戦争の同性愛者の犠牲者であれ、イランからの同性愛者難民であれ、あるいはベルリンの同性愛者コミュニティの小規模でほとんど目に見えないグループであれ、全員に対するさらなる共感と連帯を求めてのデモだそうです。
批判的な意見も・・・
CSDのパレードは基本7月の中旬に行われます。 ドイツの子供たちは既に夏休み中で、大勢の人が地元を離れ旅行に行く時期でもあります。 参加している多くの人は旅行者ということになります。 地元テレビ局のサイトのコメント欄を見ると・・
「残念ながら、これらの大規模な CSD イベントはパーティー イベントでありデモではないため、何も変わりません。幸運を祈ります!」 と辛らつなものも・・ そして、いつも浮上するのがゴミ問題。
「デモとして登録された場合、ゴミ処理の責任は主催者ではなく納税者にあります。 なので市が負担します。」とのコメントも。 このイベントは市にデモとして登録されています。 ので、納税者の中には納得がいかないと思っている人もいるようです。
経済効果もかなりのものかと・・
駅、電車の中は既にパーティ状態で、人、人、でした。 ドラッグクイーンの方も沢山いらっしゃったし、仮装している人も。
どう見ても高校生ぐらいの美男子のグループがキレイに着飾って闊歩していたりと、目の保養にもなりました。
ベルリン・プライドイベントのような国際的なLGBTQ+コミュニティの祭典は、多くの観光客や参加者が見込まれるので観光、宿泊施設、飲食業、小売業などへの経済効果はもの凄いんだろうな、と感じました。(サイトではオリジナル・グッズも販売)
このイベント、スポンサーも大手が多く、マスターカード、カールスバーグ(ビール)、FaceBook, メルセデスベンツ、H&M, LEGO、ファイザー等々、そして日本のSONYも名を連ねていました。
アクア・マーストのLGBTQサロン
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