プライド月間とは?
6月は「プライド月間」
LGBTQ+の人々が自らの存在を肯定し、多様性を祝福し、社会に対して平等な権利を求めて声を上げる世界的な月です。日本でもこの時期に合わせて、東京、大阪、名古屋など全国各地でレインボーパレードや関連イベントが行われました。レインボーフラッグを掲げて歩くその姿は、当事者だけでなく、支援する「アライ」の存在も含め、多様な人々が共に未来を考える場となっています。
アメリカ・ワシントンD.C.での大規模なパレード
そんな中、アメリカ・ワシントンD.C.では今月7日、全国から集まったLGBTQ+の人々とその支援者が大規模なパレードを行いました。これは、トランプ前大統領が再び政権を握ったことに対する「抵抗」の意味を持つものでした。
トランプ氏の政策とLGBTQ+への影響
トランプ氏は「政府の方針として性別は男性と女性のみ」と明言し、性の多様性を尊重するバイデン前政権の政策を否定する方向に転じました。
その結果、性別適合手術を受けた人の軍入隊が禁じられたり、トランスジェンダーのアスリートに対する差別的な対応が正当化される空気が強まっています。
「これは痛みに対する抵抗です」
今回のパレードの参加者の一人は、「この行進は、現政権が私たちに与えている痛みや悲しみに対する抵抗です」と語りました。性的マイノリティーが社会で公平に扱われる権利は、政治によって簡単に揺らいでしまう──その危機感が、多くの人の背中を押したのです。
日本社会にも変化の兆し
日本では、トランスジェンダーの権利に関する議論がようやく進みつつあるものの、職場や地域社会での無理解や偏見は今も存在します。ただ、東京レインボープライドのようなイベントが年々広がりを見せていることは、確実な前進です。
「違っていい」というメッセージを広げよう
多様な生き方を尊重し合える社会は、一朝一夕には実現しません。ですが、こうして世界各地でLGBTQ+の人々が声を上げ、連帯し、共に歩く姿は、未来への希望を照らす光でもあります。
この6月、「違っていい」「ありのままでいい」というメッセージが、より多くの人に届くことを願ってやみません。
日本では、トランスジェンダーの権利に関する議論がようやく進みつつあるものの、職場や地域社会での無理解や偏見は今も存在します。ただ、東京レインボープライドのようなイベントが年々広がりを見せていることは、確実な前進です。
多様な生き方を尊重し合える社会は、一朝一夕には実現しません。しかし、こうして世界各地でLGBTQ+の人々が声を上げ、連帯し、共に歩く姿は、社会が少しずつ変わっていく力になっていると感じます。
この6月、「違っていい」「ありのままでいい」というメッセージが、より多くの人に届くことを願ってやみません。
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