日本がダメなら海外で結婚！リーガルウェディングとは？

日本では現在、同性婚が法的に認められてはいませんが、日本人が海外で「リーガルウェディング」をすることは可能です。　　海外に在住している日本人の場合、日本方式と海外（現地法）方式で結婚する方法があります。　

リーガルウェディングとは？

「リーガルウエディング」とは、海外でその国の法律に基づいて結婚することです。　　
「リーガル」は「法的な、合法の」という意味であり、この挙式を行うことで、その国の法律に基づいて正式に結婚が認められます。

リーガルウェディングは、単なる挙式やフォトウェディングとは異なり、法的に認められた結婚として記録が残る
特別なものです。

この結婚証明書を受領することで、異性婚カップルの場合は日本でも「○○国方式により婚姻」として戸籍に記録されます。　因みに日本には戸籍制度がありますが、外国の場合こういった制度はなく、婚姻届のみで婚姻が完了します。

海外で結婚手続きをする日本人同士は、たとえ外国の方式で婚姻が成立したとしても、日本の法律にのっとった婚姻届すなわち、戸籍への記載の手続きが必要になります。　（海外在住の場合は現地の日本大使館）

ですが、そもそも日本は同性婚を認めていないので、同性婚カップルは届け出する事が出来ません。　
この手続きは異性婚カップルの場合のみとなります。

LGBTQカップルがリーガルウェディングを行える主な国々

以下の国々では、日本人のLGBTQカップルがその国の居住者でなくても、観光ビザで入国しリーガルウェディングを行うことができます。　ただし、詳細な手続きや必要書類については、必ず各国の大使館の公式サイトで確認してください。

1. アメリカ合衆国（特にハワイ）
   • 多くの州で同性婚が合法です。観光ビザで入国し、結婚許可証（Marriage License）を取得することで法的に有効な結婚が可能です。
     
2. ニュージーランド
   • 同性婚が合法です。観光ビザで入国し、必要書類を提出して結婚許可証を取得すれば結婚式を行うことができます。
     
3. イギリス
   • 同性婚が合法です。ただし、結婚するには最低28日の告知期間が必要です。観光ビザで入国し、必要書類を準備し、現地の役所で告知手続きを行う必要があります。
     
4. カナダ
   • 同性婚が合法です。観光ビザで入国し、結婚許可証を取得して結婚式を行うことができます。
     
5. オーストラリア
   • 同性婚が合法です。観光ビザで入国し、必要書類を準備して結婚許可証を取得すれば結婚式を行うことができます。
     
6. スペイン
   • 同性婚が合法です。観光ビザで入国し、必要書類を準備すれば結婚式を挙げることができます。

手続きと準備

リーガルウェディングを行うためには、日本で必要書類等を準備する必要があります。

具体的には、「戸籍謄本」や「婚姻要件具備証明書」が必要です。
これらの書類は現地の言語に翻訳し、外務省や大使館での認証手続きを経る必要があります。

特に、婚姻具備証明書は新郎新婦が独身であることを証明する書類であり、再婚の場合には「除籍謄本」も必要となります。

海外挙式エージェントに依頼

海外でのリーガルウェディングの手続きをスムーズに進めるためには、専門的な知識と高度な英語力が求められます。そのため、不安な方は海外挙式の手配会社（エージェント）を利用することをおススメします。

手配会社は、必要な書類の準備から現地での手続きまでをサポートしてくれるため、安心して結婚式を迎えることができます。

リーガルウェディングの注意点（異性婚カップルの場合のみ）

リーガルウェディングを行う際の重要な注意点として、日本で先に婚姻届を出してしまうと未婚とみなされなくなるめ、海外でのリーガルウェディングができなくなってしまいます。

重婚とみなされることを避けるためにも、日本での婚姻手続きは後にするように気をつけましょう。

終わりに

海外でのリーガルウェディングは、日本ではまだ叶わない同性婚を法的に認めてもらえる素晴らしい機会です。
欧米に在住していて、同性婚をしている日本友人が何人かいますが、法的に認められているので安心感が違うと言っていました。　

海外で婚姻手続きをするのは面倒な部分もあるかと思いますが、エージェントなどにお手伝いをお願いすれあｂ、
日本では認められなくても、海外では法的に認められる婚姻をすることが出来ます。

LGBTQカップルでも　”結婚”　を諦める必要は無いのです。

二人の特別な日は一生の大切な思い出になると思います。　　

やっぱり挙式したい、たとえ海外でも法的に認められた婚姻を結びたい、というLGBGTQカップルの方はぜひリーガルウェディングを検討してみてください。

※詳細な手続きや必要書類、最新情報については、必ず各国の大使館の公式サイトで確認してくださいね。