これまでは、戸籍上の性別を変更するためには、生殖能力をなくす手術が必要でしたが、2023年に最高裁判所がこの要件を違憲と判断しました。
岩手・一関市に住む会社員、大滝洸さん(27歳)は、中学生の頃から自身の性別と心のギャップを感じ始めたそうです。
その後家族には内緒で専門の医療機関に通い、18歳で「性同一性障害」と診断されました。
従来は戸籍上の性別を変更するには、事実上、生殖能力をなくす手術が求められていましたが、最高裁判所は2023年、これを違憲とする判断を示しました。
最高裁の判決が出たことで性別変更の道が開けたと感じた大滝さんは、すぐに盛岡家庭裁判所に性別変更を申し立てました。
大滝さんは裁判の情報をSNSでシェアし、多くの共感を呼び、フォロワーは130人から1000人を超えました。
また、裁判所の判断から3日後には、盛岡市で行われた性的マイノリティーの人々による催し「いわてレインボーマーチ」に参加し、スピーチやパレードを通じて自分らしく生きることの大切さを訴えました。
手術なしで戸籍上の性別変更が認められたのは岩手県内では初めて。
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