同性婚している友人がパートナーと遺言書を作成した話

遺言書

日曜日にまったりとゲイの友人とお茶をする機会がありました。彼とは長い付き合いで、お互いの人生やパートナーシップについて率直に話せる関係です。

正式な遺言書を作成した友人

その日も、さまざまな話題で盛り上がりましたが、特に印象に残ったのは彼がパートナーとの間で正式に遺言書を作成したという話です。

彼らには子供がいないので、彼とパートナーは、どちらかが残された場合、もし同時に亡くなった場合の2つのパターンで財産をどうするかを弁護士さんにお願いして正式な遺言書を書面を作成したそうです。ちなみに費用は2000ユーロちょっとだそうです。

もし二人が同時に亡くなった場合は、全財産をある複数の指定した団体に寄付することを決めたそうです。

親族ではなく、慈善団体への寄付

彼にも、パートナーにも兄弟や甥っ子姪っ子などはいるけれども、親族には残さずに、彼らが応援したい団体に寄付することにしたそうです。 

具体的に未来設計をしっかり行う彼の姿勢に、偉いなと感心しました。自分たちの財産を社会に還元しようとするその考え方も素晴らしいな、と。

日本での生活への夢と現実

実は彼は将来、パートナーを連れて日本で生活したいと考えています。

彼はこちらで自身の会社を持ちビジネスをしているため、会社を一緒に起こせばビジネスビザを取得することは可能だと思いますが、パートナーとして一緒に日本で生活するための配偶者ビザは認められていません。

日本では同性婚が認められていないため、こちらで正式に婚姻していてもパートナーには配偶者ビザが下りないのです。 ですが、外国人同士の同性カップルならばビザが認められる、と何とも不公平な状態なのです。

養子縁組ではなく、パートナーとしての生活

パートナーさんと養子縁組を行う、という方法もありますが、彼曰く、やはりそれでは自分たちの関係を正しく反映していないのでしたくはないそうです。 

彼は、パートナーさんと親子になりたいわけではなく、二人は恋愛関係であり、パートナーさんは、彼の人生のパートナーなのです。

日本社会が変わることを願っています。

改めて、彼を見習い、私自身もきちんと未来の計画を立てないとな、と思いました。
日本社会がLGBTQ+の権利についてもっと理解を深め、同性婚を認める方向に進むことを願ってやみません。

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